いじめられているあなたへ 2

この頃遅まきながら漫画やネット小説などを読むようになりました。
もう大分前からですが、TVドラマなども漫画が原作であることも多いですね。
漫画だからか、かなりとっぴなストーリーもありますが、そのアイデアは個性的でとても惹かれます。
特に現代は、事実の方が凄いと思うことも多いので、虚構の世界は開き直ってぶっ飛んだ設定でも気にならないし、楽しめます。
と、何故そんな話をするかというと、そういう漫画や小説を読むと結構主人公がいじめられている場面が出てきたりすることがあって、そういう体験のある私には辛く感じることがあり、それらを読んで自分のためになっているのか疑問に思ったからなんです。
作品の中には学校でのいじめから、好きな人からされるいじめまで様々な場面がありますが、総じて胸を締めつけられるような苦しい感情を持ってしまうのです。
追体験しているということは事実なんですが、平気で読んでいるつもりでも、意識せず涙がポロッと出てしまったりすることがあり、想像以上にストレスがかかっていることがわかりました。
精神状態が、いじめられていた当時に戻ってしまう。
そうするとそのストレス(いじめ)からどう逃げようかどう耐えようか、ばかりになってしまい、他に目が向かず、人の視線が気になり何もできなくなってしまう。
この状態はとても怖い、と危機感を持ちました。
現在とても良い環境でのびのびと過ごしているのに、過去のいじめられている時の精神状態になってしまうのは全く自分にとってプラスにはなりません。
そこで、そういうストーリーの漫画や小説はさけるようになりましたが、今、現在いじめられて悩んでいる人はこの状態にあるのだ、と思い至りました。
前回のブログでも言いましたが、いじめの中で耐えたりかわしたりしながらその場にとどまるということは、多大なストレスがかかるということと、そのためにエネルギーを使ってしまって、一番大切な自分自身の成長に力を注げない、ということなのです。
他のことが何も考えられず、自分のことが何もできないまま袋小路に入ってしまう。
このために自死してしまう方も多くいます。
どうか自分のために力を出してください。
そこから逃れ、自分らしくいられる場所へ。
いじめに対処するために他のことができない、自分のやりたいことができないなんて理不尽を許してはいけません。

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いじめられているあなたへ – 千翠珠煌 sensui-tamaki.com

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。