扇の役割

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舞踊扇子は普段使いの、いわゆる涼を取るためのものと異なります。
普段使いの物よりもかなり大きいので、
“派手だから”
という理由だけで使われたりもしますが、私は賛成できません。

確かに踊りの中で、華やかに見せるために回転させたり、飛ばしたりして見せることもありますが、決してそれだけではない。

ましてや使わなくなったら投げ捨てるような扱いをする物でもありません。

扇は小道具として、手の代わりであったり、様々な表現、
手紙、筆、盃、とっくり、花、葉、鳥、雲、雪、風、、、
本当に身体の一部分としての様々な表現に使われます。
強い気持ちを込めて胸に当てて表す、などということもあります。

日本舞踊に限らず、能、仕舞、神楽などで使われても、お扇子を投げ捨てるような行為は見たことがありません。

扇を使わない時は帯につける(帯に差しておく)のが通常。
投げる場合は受け取る人(後見と呼ばれる人など)が必ずいます。

何も知らずに乱暴に使われているのを目の当たりにすると、自分の身をそうされているような、とても辛い気持ちになります。

お稽古で初めて扇を使うお弟子さんには、そんな話を最初からはしませんが、丁寧に繊細に扱うことをうるさく伝えています。
ともすると棒切れを鷲掴みにしているみたいに見えるんですね。

そういうことを見逃さずに根気よく正しい使い方を教えています。

先週から始まった扇舞塾でも、特に強い気持ちを持って伝えたい、伝えていきたいと思っています。
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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。