職人・日本人の手仕事

先日近所の新築工事の様子を見てから大工さんが今どんな状態なのかと思い、そこから日本の手仕事を担ってきた職人さんたちのことに思いを馳せました。
日本舞踊でも小道具で大変お世話になっていますが、コロナ禍を経て小道具の値段が高騰しています。
お扇子を入れる箱も以前は当然入れてくれたのが、
「有料なんだよ、ごめんね」
なんて言われる始末。
でも、コロナ禍以前から、何か小道具を買うと
「もうこれ作ってる人、80過ぎのじいさん1人だけだから今のうちに買っておいた方がいいよ」
なんて言われることはよくありました。
よく使うお扇子でも手作りなんですね。
工場で量産されているわけではないのです。
この頃は外国に外注することも多いようですが、品質は日本のそれに敵わないといいます。
だいぶ昔に聞いた話なんですが、天文台にある大きなレンズは機械で削り出した後、仕上げは人の手で行われるそうです。
機械の方が正確そうですが、微妙なカーブは熟練の職人の手でなければ不可能だそうで。
日本には様々な物を作り出す職人がいますが、その手先の感覚は想像を超えている気がします。
自分の話で恐縮ですが、イベント等外部出演が多い千翠流舞では、小道具は本番のみ借りるものではなく自前で持っておきたいもの。
少しでも間をあけると値段が倍に上がっていたりして本当に大変です。
職人さんの生活を守る為にもなるべく買いたいし、買い叩くようなことや、安い外注品は避けているところですが、なかなか…お互いつらいところ、と言いますか笑

昔から連綿と続く職人の技術も、途切れてしまえば復活は難しいのです。
技術の継承もとても時間がかかります。
簡単にできて安上がりで、というものが受け入れられるのは仕方ないのかも知れませんが、良いものが消えていくことにもっと危機感を持つべきでは、と思います。
もう少し国の対策というか、社会の仕組みというか、どうにかできないでしょうか。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。