子供から大人へ変わる時・教え方

日本舞踊を教え始めて30年は過ぎました。
新米師匠の私のところに通ってくれたお弟子さんには申し訳ないですが、教え始めた頃より現在の方がやはり教え方はかなり良くなったと自負しています。
自負はしていますが、それでも自信満々というわけにはいきません。
お弟子さん一人ひとりの個性、得意なこと、また育ってきた環境、感性などが違うため、同じことを教えるのでも同じ言い方、やり方では通用しないこともよくあることです。

もうひとつ悩ましいのは幼少期から通うお弟子さん。
育ってきた環境もそうなのですが、年齢に応じた指導も必要です。
子供の頃は理屈で教えるより見たまま、感じたまま動いてほしいと思っています。
見たまま身体が動かせるならば、他にも応用が効くのです。
そういう意味でウチのお弟子さんたちはよく鍛えられている、とそのあたりが自慢なのですが…。
だんだんと理屈などを教えていくわけですが、そのタイミングがまた人それぞれで難しいのです。
おおよそ小学校高学年になれば、理屈も理解でき、そうすると動きの道理が理解できて、一層早く覚えられ、一段と上達します。
ところが中にはその理屈を受け入れない、理解しようとしない子もいて、教えるのに大変な思いをすることがあるのです。
日本舞踊の振りには技の名前が結構ついていて、それを言えば1セット振りができる、みたいなことがあるわけですが、言っても覚えていなくて、全て一から覚える。
今までに何度も出てきた振りだから、本当は早く覚えられるはずなのに、同じペースで一から。
身体は鍛えられ、慣れているので覚えることはできますが、”これはいつもやっている振りだから簡単”みたいなことがなく、初めての動きと同じだけ時間がかかるというのは、本質を理解していないことにもなり、指導する側としてはかなり悩ましいことです。
発達障害の可能性もあるのかとも考えましたが、勉強でそれなりの成績を出していて、覚えられないというわけでも集中できないわけでもありませんでした。
日本舞踊自体を単に身体を動かし、振りの羅列を覚えるものとしてしか、捉えていないのかも知れません。
もっと早めに理屈をうるさく教えれば良かったのか
未だに結論はでません。
30年も教えていると、本当に様々な人がいて、”こんな人がいるのか”みたいなこともよくあります笑
まだまだ師匠として修行なのか…とため息も出つつ、新しいタイプのお弟子さんをプロファイルしています笑

 ご相談お問合せ、ご依頼は⏬
🌸千翠流舞HP: https://sensui-ryubu.com

 踊りを楽しんでみたい方、千翠流舞メンバーになってみたい方!まずは無料体験で❣️
🌸千翠流日本舞踊教室HP⏬ https://sensuibuyou.mystrikingly.com

🌸千翠珠煌Twitter⏬
https://twitter.com/buyou_azaz?lang=ja

🌸千翠珠煌facebook⏬
https://www.facebook.com/sensuiryubu

🌸千翠珠煌Instagram⏬
https://www.instagram.com/sensui_ryubu/

🌸YouTube千翠流舞チャンネル⏬
https://youtube.com/@sensuiryubu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。