日本舞踊を仕事にするというと第一に舞踊教室が挙げられます。
ただ、習い事とはいえ、日本舞踊は元々ひと様にお見せするためのものです。
また、課題?でもある日本人が日本文化に触れる、知ってもらうためにも、踊りを披露するお仕事が成立して欲しいと思っています。
そしてその先には、ダンスレビューがあるように、もっと身近に日本舞踊のショー、イベント、舞台があって欲しいと願っているのです。
千翠流舞を立ち上げたきっかけは、地元の33年に一度の大きな例大祭の企画に携わったことでした。
例大祭の儀式のほか、八幡神社境内の神楽殿、特設ステージ、ホールにて一日中様々な芸能が見られるという企画はそれまでの歴史でも初めてというくらい大掛かりで、場所を移動しながら3日間ステージを勤めました。
30分の持ち時間を、どう組み立てて如何にお客様に楽しんでいただくか、何パターンか決めて場所ごとに雰囲気の違う踊りを披露しました。
若い弟子たちとアイデアを出し合って踊った経験はかけ甲斐がない体験となり、千翠流舞誕生に繋がりました。
お披露目の手始めにデザインフェスタ(於東京ビックサイト)でショーを披露すると、思いがけずスカウトされて、マレーシアの創作和食店ステージのオープニングアクトを務めることに。
そこから公共の場でのイベント、ショッピングモールやライブハウスなど様々な場面でショーを披露する機会が増えていきました。
創作日舞として他にはないショーを展開するため、偏見を持って見られたり、まともに相手にされず、身近なはずの舞踊界にはなかなか理解されませんでしたが、素直に感動を伝えて手を差し伸べてくれたのは日本舞踊をよく知らない方たちでした。
和楽器演奏者の皆さんも、抵抗なく受け入れてくださり、和楽器で創作する人たちとのコラボなどの舞台も広がっています。
勿論広く世界を眺めれば、私たちの活動などまだまだほんの些細なものではありますが、始めなければその先はあり得ないのです。
日本舞踊の会は身内などのお客様で満席にすることが多く、何とか1人でも多くの人を呼ぶためには、なんて悩む経験はしないと思いますが、普通に舞台など表現活動をしていれば、お客様ありきは当然のことです。
また、舞踊界で言う”出演費”とは、出演した見返りの給料のことではなく、参加費用のこと。
舞台に関わる莫大な費用を捻出できなければ、舞踊界で活躍することはできません。
私たちは、くだらないと言われても、たった30分のイベントと馬鹿にされても、それでお給料をいただけることを誇りに思っています。
毎年千舞祭の千翠流舞ショーは、今年の新作や、どんな踊りをイベント等でやっているのかを披露するという目的があります。
今年はこれを新たに加えて頑張っていきます、という決意表明でもありますね。
その昔夏木マリさんがミュージカルの世界に足を踏み入れたばかりの頃、
“世界から見てまだまだ足元にも及ばないのはわかっている、それでもとにかく始めなければ先はないし、後からついてくる人も出ない、だから無様でもとにかく頑張る”
というようなことをおっしゃっていましたが、あれから何十年がむしゃらにやって来られたのでしょうか。
現在の彼女の素晴らしいステージを拝見すれば、足元にも及ばなくても、とにかく私もやり続けたい、若い人に手渡してあげたい、と強く思います。
がっかりされれば次は見に来ていただけない、との危機感を持って毎年真剣に臨んでいます。
最後に宣伝になってしまいますが笑
是非千舞祭に足をお運びください。
心よりお待ちしております!
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