日本舞踊に限らず日本文化的なものは、感情を惜しげもなく出すのは控えるというか、奥ゆかしさ?が尊ばれる気がしています。
民俗芸能などは、その土地の気風のようなものがあって、暖かい地方や、開けた海などに面した地域では開放的で例えば阿波踊りや、熊本のハイヤ節など弾ける笑顔や全身を思い切り使う踊りがあります。
さて日本舞踊と言えば歌舞伎舞踊から派生していますので、ストーリーのあるものも多いですね。
そういう意味では感情を表す場面はあるのですが、大きい舞台だからといって、大声で笑わなければ観客に伝わらない、みたいなことは言われません。
これはお国柄かも知れませんが、中国舞踊を習った時には、正に”最低限前歯が4本見えるように笑わなければならない””笑ったことにならない”と言われました。
表情を作る練習法としては、合っているかもしれません。
大は小を兼ねますから、訓練という意味では効果はあると思います。
そこに気持ちがあるということが大前提ですが。
しかし、人は”演技”となると、普段どうやって笑っていたのかわからなくなるようです笑
そんなバカなと言うかもしれませんが、例えば走る、という行為。
その場でやってみて。場所がないので移動しないで、という意味です。
走るには足を動かすわけですが、実際には腕や体、頭など色々なところが連動しています。
それらを全て意識してできるかどうか。
笑うという行為もそうです。
口だけ動かしていてもひきつった顔になりますね。
実は顔全体、目、鼻、眉、耳、頭皮まで動かして笑っています。
私はある優れた世界的パフォーマーの方から教わったことがあるのですが、パーツごとに動かす訓練ではなく、連動してイメージが掴めるように、指導されました。
「顔全体を引き上げ、”良い香りを嗅ぐように””眉を上げて、でも額に皺を寄せず髪の中に皺をしまって皮膚を引き上げていくように”」
など、導き方から自然に笑いたくなるようなとても不思議な体験でした。
昔先輩に、
「辛いなーって思う時、わざとフッと笑うとね、少し気持ちが楽になるのよ」
と言われたことがあります。
精神的な状況から表情ができるように、その表情をすることで精神に影響を及ぼすこともできるのです。
顔の表情も含めて身体表現は、精神との相互作用で成長していくということですね。
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