日本、なんだけど…

私が日本舞踊を教えているのは、日本の踊りを知ってほしい、些細なことでもきっかけになれば、歌舞伎や和楽器、邦楽などに触れて貰えるのでは、との思いからです。
日本の風土で長年かけて生まれ育った文化を日本人が大切にしないでどうするのか、と思います。

それでも学校で芸術鑑賞としてでもなければ、歌舞伎に触れることはなかなか無いのが現状ですし、最近やっと和楽器を取り入れた授業が実現しているとはいえ、大部分の日本人は和楽器の音にさえ直に触れたことがない。

以前SNSで
“吹奏楽部があって何故お囃子部は無いのか”
“ダンスがあって何故日本舞踊は無いのか”
と嘆いていた日舞のお師匠さんを見かけましたが、これは和文化界隈限定とはいえ笑、かなりの反響がありましたね。

だいぶ前ですが5歳のお子さんが体験に見えて、私が正座をしているのを見て
“どうやって座ってるの?”
と聞かれたことがあります。
正座を初めて見たんですね。
“どうやってると思う?”
と言うと、少しだけ考えてパッと正座しました。
挨拶の仕方(座礼)を教えていると、側で見ていた親の顔色が変わったのがわかりました。
恐らく土下座と座礼の区別ができていなかったのだと思います。
その親御さんは最後まで頭を下げることはありませんでした。

先日はTVでダンス特集として特番がある、と華やかに宣伝していました。
沢山の若い人たちが踊っていて、日舞でこれだけの人が集まるのはなかなか無いことなので、率直にすごいなと思いつつ、古典とは言わないまでもボカロを踊る千翠流舞の踊りも仲間に入れてもらえないでしょうか笑、と思わずにはいられませんでした。

その昔小学校で日舞のグループレッスンをやらせてほしい、とお願いに行った時は、募集はさせてもらえたのですが、話を聞いてくださった先生自体が日本舞踊をご存知でない様子で、
“…集まりますかね”
と真顔で言われたのを今でも忘れることができません。

今年は私が振付するものの大事な柱のひとつ、子供舞踊を舞台で披露する予定です。
子供が踊るためのものと、子供たちに見せるためのものがあります。
和楽器による子供邦楽もあるのですが、キッズソングでも沢山振付しています。
着物で、日本舞踊で踊って果たして面白いのでしょうか?
子供が飽きてしまうのでは?
と言う大人にこそ見てほしい、本気の舞踊です。
お正月や結婚式でしか着物を見ない大人が、少しでも日本文化に触れる体験をしてほしい。
日本文化の面白さ、懐の深さを感じてほしい。
子供たちに伝えたい、と実感してほしいと思っています。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。