千翠流舞ショーは千舞祭の目玉です。
新作振付披露と、イベント等で提供するショーの提案、そして勿論千舞祭の最後を盛り上げて観客の皆さんと一体になって楽しむ、楽しんでいただくことを目的としています。
毎年何を出そうかと頭を捻り、様々な曲を聞いたりしてあちこちから選ぶのですが、何故かその年のショーのテーマ的なものができあがります。
今年最初に決まったのは和楽器METAL PROJECT の春の海2023です。
千翠梓渚
この曲は和楽器METALPROJECTが昨年発表した「春の海」のメタルアレンジで、これがもう、オリジナルと言って良いほど素晴らしく、梓渚が是非踊りたいと言うことで、振付しました。
リズムというか間が非常に難しくて振付は大変でしたが、演奏と踊り手双方の相性が良く、作品としてかなり完成度が高かったのではと思っています。
日舞×殺陣は今年3年目になりますが、梓渚は今回初めて槍を使うことになり、ちょっと大変でしたね。
舞踊家は武器を持ってもどうしても”踊り”になりがちで、折角リアルに絡んでくれる人たち(傭兵舞台)がいるので、もう少し闘う意識があったら、というところで殺陣師の小松雅樹さん始め、絡みのお二人からも助言をいただきながら作っていきました。
千翠梓渚×傭兵舞台
結果として今までで一番迫力ある踊りになったのでは、と思っています。
ここまでやったら来年はどうしよう！っていう感じもしますが笑
傭兵舞台からは朱雀隊(薙刀舞)と布遊会(ファンベール)の皆さまも花を添えていただきました。
大人の女性が出演するとショーに厚みが出ていいですね。
そして意外かも知れませんが、千翠流舞ショーでは得意分野の民謡メドレーを久々に披露しました。
民謡と言っても千翠流舞なので、挿入歌に使われる割とテンポの早いもの、伊藤多喜雄のロックアレンジなど6曲を約10分間ノンストップでご披露。
最後の伊藤多喜雄の秋田音頭では、部活の高校生も混じって力強く披露しました。
そして「踊りゃんせ」
この曲は指導する高校の部活動で芸術祭に披露するために選んだ曲なんですが、いつもは生徒たちが選ぶところをたまたま私が見つけてこの曲に決定したということで、実は今回この曲が私は一番気に入っているんです笑
ショーの中盤に高校生だけで披露したあと、フィナーレで私と梓渚が加わり、過去最高の7人の群舞で披露、大盛り上がりのラストになりました。
民謡を10分踊ったあとなので、体力的にかなりきつかったですが(私だけ？)、やり遂げられて良かったです。
“今年が一番良かった！”の声もいただけて、本当に安堵しました笑笑
千翠流舞にいつもこのくらい若い人たちがいてくれたら、どんなにいいでしょう。（一緒に踊りませんか？）
皆さまからのご意見、ご感想は本当にありがたく、力になるものです。
次回は皆さまからのご意見と共に今年の千舞祭の総括をしたいと思っています。
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