稽古場の椅子から

この稽古場ができる前は賃貸の10畳ほどのリビングで、テーブルを端に寄せてお稽古していました。

日本舞踊は舞台面と言って、正面から(観客から)の見せ方が大切なのですが、そこまで距離が取れなくて、大きな鏡を置いて、お弟子さんが踊る背後から鏡に映る姿と、お弟子さんの後ろ姿を見ながら指導していました。

後ろ姿は、背中が動いていない(=体幹が動く=身体全体で動くができてない)と上手にできているように見えないんです。
正面からならそう悪くも見えないのですが笑、必要以上に下手に見えてイヤでしたね。
できないアラばかり探しているみたいで。

稽古場がある今では、上手の方向からお弟子さんの踊りを見ています。
丁度上の画像のように見えます。
正面からだと、稽古場のスケールの関係で近過ぎるため、斜め方向から見ていますが、踊る人が正面をちゃんと(恥ずかしがらずに)見てもらいたい気持ちもあります。

斜め方向から見るのは正面から見る正確な身体の角度が確認できるかとの指摘もありますが、結構慣れるんです笑
以前は正面に移動して確認したこともありますが、今は必要ないくらいです。

踊る人は正面に対して表現してる(意識している)ので、斜めの位置から見ていると、半分舞台袖から見るような感覚もあり、その人が何を考えて動いているかが見えたりします。

いわゆる舞台裏ですね笑

そのあたりも、
“やりにくそうだな”とか、
“そこはそういう気持ちじゃない”
とかを感じてこうした方がいいと伝える、指導するようにしています。

同じように教えても人によって受け止め方は様々で、面白いというか、興味深いというか。
その人の性格、考え方、それこそどのように今まで生きてきたかまで想像させられ、そのあたりは師匠の密かな楽しみ方でもあります笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。