本物の日本舞踊とは・2

30代で独立した私は、様々な流派が集う会(いわゆる新舞踊の集まり)などによく顔を出すようになりました。
日本舞踊協会は古典の流派が主になっており、新顔はまず入れてもらえません笑
まぁ仲間に入れてもらったところで、そこで活躍するための潤沢な資金が無ければ、何もできないわけで、それは構わないのですが、では、私の活躍できる場所は?と考えると、新舞踊の世界がまぁ身近なのかなと思ったわけです。

新舞踊の会は、新しい流派が集まっているわけですが、元は何処かで日本舞踊を修得して独立している人たち。
ところが独立したはずなのに師匠がついていたりするんですね笑
修業中ならいざ知らず、独立したはずなのに師匠が上にいて何なら振付まで貰っている人まで。
そうなると会の中でも若手の私などは、平気で誘われるわけです笑
「教えてあげましょうか?」
どんなへなちょこ流派だったとしても、一応一国の主人であるわけで、あまりにも失礼だと思うのですが。
「一応古典も修めておりますので」
と言うと
「どこで?」
その方が言うには古典は古典でも歌舞伎役者が教えるものが唯一本物で、他は取るに足らないニセモノだと。
古典は歌舞伎役者が踊るのが一番であり、本物であることに異存はありませんが、勘違いしていけないのは、教わる方が女性であったり、歌舞伎役者でない時点でその方は本物ではない(=本物にはなれない)ということです。

本物から教われたとしても、自分は歌舞伎役者にならない(なれない)のなら、永久に本物にはなれない。

そんな虎の威を借りる狐の如くこだわらず、自分の表現を目指すべきでは。
師匠を選ぶ、教わる側もそうです。
大流派だから、歌舞伎役者だからなんて看板ばかり見ずにその人の踊りを見ましょう。
初めはわからなくても、色々な人の踊りを沢山見ましょう。
そうすることで、見えて(わかって)きます。

おすすめは、色々な流派の先生が集まった舞踊会。
好きな踊り方、表現、好きな種類の踊りがきっと見つかります。
私などは看板が小さいため笑、たいがいYouTubeの動画を見たり、地元などで色々な流派の先生たちと混ざって踊る舞台を見て、私を選んできてくださる方ばかりです。
動画を見て入門されたお弟子さんでも、実際の舞台を見て
「舞台の方が20倍くらい良かった!」
と言ってくれるので笑、できれば直に踊る姿を見た方が、ミスマッチすることなく良い出会いにつながると思います。

もうすぐ直に踊る姿を見られる舞台、千舞祭vol.7が2025/8/11(月・山の日、祝日!)に開催されます。
14:00〜開演、
千翠流舞ショーは16:00過ぎからの予定
是非是非お越しくださいませ♪
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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。