息絶えるまで踊りたい?笑

その昔武原はん(地唄舞)という、お座敷舞を芸術の域まで高めたと評された素晴らしい舞踊家がいました。
私はついに生で舞台を拝見することはできませんでしたが、TV画面からもその表現の素晴らしさは伝わるものでした。
その方のインタビューで、段々年齢を重ねて先が見えてきた危機感からか、
「足が使えなくなっても、座ったままでもいいから踊りたい(舞いたい、だったかも)」
とおっしゃっていたのが非常に印象的でした。
私はそこまで執着できるだろうか。
踊りたい気持ちが枯れないだろうか。
その当時考えたものです。

最近右肩を痛めたことで、完全に踊ることができません。
お弟子さんに教えるくらいはと思い、勿論教えているのですが、つい右手を使おうとしてしまう。
痛いと言いながら動かしているといつまでも炎症が引かない、と忠告されているので、痛み止めを打ったりしながらも無理しない、踊らないようにしていますが、先日いつの間にか
“片手をふところ手のまま踊れないだろうか”
と考えていました笑
“片手でできる表現とは…”
え、私もそんなこと考えるんだ笑と。
片手でも観ている方が気にならないように踊れるのか、表現できるのか。
武原はんさんは晩年でも
“年取ったわね〜”
なんて言われる踊り方は決してしなかった。
それがどれだけ大変なことか。
私はとてもその境地までは行けそうもない、と思っているのですが、ちょっとだけ踊りに対して執着が出たことが驚きであり、少し嬉しくもあります。
年齢を重ねて、益々丁寧に身体を使っていかないと、恥ずかしい踊りをお見せすることになる。
そのことは肝に銘じたいと思います。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。