唯一無二のステージを〜千翠流舞ショー〜

私が独立してやりたかったことは、日本舞踊を多くの人に知ってもらうことです。
日本舞踊を習い始めたころから友達は全く興味を示しませんでしたし、何なら ”まだ踊りやってたの？” という感じで（笑）
かく言う私も学生時代に初めて歌舞伎を見たというくらいで、近所で母の友達が日本舞踊を教えていたのを見ても歌舞伎舞踊と結びつくこともなく、よく理解していませんでした。
役者を目指す中、”日本舞踊は必要だよ“と勧められて、何となく始めたのですが、古典と共に創作も勉強できる流派で、だんだん色々な曲を踊ってみたい、なんて思うようになったのでした。
誰か振付してくれる人いないかなーと探した時期もありましたが、結局自分でやるしかないのだと。
勉強すればするほど奥深く、興味は尽きることがありませんでした。
一方で幼少期から始めたわけではない私は、ごく一般の人が日本舞踊に対して無関心であることも、何がわかりにくいかもわかっていました。
自分が踊りたい曲を振付すると共に、”この曲で踊れば若い人も興味を持ってくれる”という考えも常にあって、何なら子供でも飽きずに見られる踊りを見せたい、とも願うようになりました。
振付も高尚なものをというよりも、どうしたら楽しめるのか、”伝わるか”を常に意識しています。
ですから、見てくださった方からはどうしても感想が聞きたい笑
“素人だから””初めて見たので”
どんな立場の方でも素直な感想を聞きたいんです。
先日の舞台では、
「日本舞踊ショーというより、新しい表現のショーだね。見せ方(演出)や、名称(日本舞踊ショー、創作日舞はいかがなものか？ということらしい)などももっと考えて広く見てもらえるようにした方がいいよ」
と芸能関係の方から言っていただきました。
やっと人様に認めてもらえる、喜んでいただけるものができた、と嬉しくなりましたが、今回のショーの半分以上は以前に振付した作品で、新しいものは毎年2,3曲なんですね。
そういう意味でも、今までやってきたことは間違いではなかった、と思うことができましたし、もっと見ていただく努力をしなければならない、とも思うわけです。
千翠流舞でしか見られない、新しい踊りのショーを是非、皆さまにお届けしたい！と強く思っています。
私は仲間とお弟子さんと共に、試行錯誤しつつ何とか表現していきたい。
実現していきたい。
メンバーになってくれる方や、手伝ってくださる方
応援してくださる方も常に求めています。
これからも千翠流舞をよろしくお願いします！